LIVING 住まい・インテリア・暮らし

シェア

意外なシーンで大活躍!ジップロックの
新しい使い道 11

TAG

食品の保存に欠かせない「ジップロック」。その汎用性の高さと丈夫さ、種類の豊富さから、食品保存以外にも活用している家庭は少なくありません。衣類や洗面用具をカテゴリー別にまとめて旅行のパッキングに役立てたり、子どものおもちゃやアクセサリーなど、細々したものの整理収納に活用したりする使い方は、ジップロック︎愛用者にとって、もはや一般的だそう。

そこで、まだまだあった意外な活用術を、整理収納アドバイザーの西口理恵子さんに教えてもらいました。

 

1. ストック食材を貼り付け保存! 冷蔵庫の扉を壁面収納に

冷蔵庫の扉や側面の材質がステンレスや鉄板、鋼板に塗装したものであれば、マグネットを付けることができるのは、ご存知の通り。実際にゴミの収集日のお知らせや子どもの園や学校のプリント類などを貼っている家庭は多いことでしょう。ここを収納場所にしてしまおうというアイデアです。

「『コンテナー』の130mlにキューブ型のスープストックや乾物などを入れて、裏にマグネットを張り付ければ、あっという間に小さな収納庫の完成! 取り出しやすくて便利です。さらに食品の名称と賞味期限を書いてラベリングしておけば、ストック量の把握と使い忘れ防止にも役立ちます。この正方形のコンテナーが並んでいると見た目もかわいいので、たくさん貼り付けたくなります」(西口さん)

「また、『お手軽バッグ』のSサイズやSSサイズは、大きめのものを入れるのに便利です。こちらはマグネット付きのクリップで挟んで貼り付けておきます。こちらもかわいらしいマスキングテープに日付などを書いておくといいですね」(西口さん)

 

2. 在庫管理がしやすい!“見える”エマージェンシーセット

地震など、緊急時の非常用持ち出し袋。大きく「非常用」と書かれた銀色の袋にまとめてあるけれど、いつの間にか奥の方へ追いやられていたり、久しぶりに開けてみたら食品や薬品の多くが賞味期限切れや使用期限切れだったり……ということも。肝心なのは、いつでも見えるようにしておくということのようです。

「マチの広い『スタンディングバッグ』に非常食、薬と衛生品というように、カテゴリー分けして入れておきます。種類別にすることで、一刻を争う緊急時に探しやすく手に取りやすいというメリットがあります。また、透明で中が見えるので、保存期間切れを防げます。わが家ではこれを玄関横の廊下の収納に入れています。ここを開けるたびに中身が見えるので、『これは賞味期限が近いから食べよう』と、すぐに使うことができるんです。こうした利用頻度の低いものは、見える収納であることがとても大事なんですね。このように保存すれば、日常の中で非常食を使いつつ常に新しい食料を備蓄することができます」(西口さん)

 

3. 香りの強さを調整できるオリジナルサシェ

香料や乾燥ハーブなどを入れた小袋“サシェ”。簡単に作れるので、好みの香りで手作りする人が増えていますが、ジップロックがあれば、より手軽に作ることができます。

「固形石鹸と造花、ポプリを『イージージッパー︎』に入れるだけで、お手軽サシェの完成です。スライド式ジッパーで開閉が楽なので、口を大きく開いて香りをたくさん広げたり、小さく開いてほのかに香るようにしたりと調整することができるんです。衣類の引き出しに入れたり、フックをつけてクローゼットにかけたりして使います。私は出張用のトロリーバッグに入れて持ち歩いています。バッグを開けたときにフワッと広がる香りに癒されます」(西口さん)

 

4. 文房具がすっきりまとまるポーチ付きノート

バッグの中でペンや付箋が散らばってしまい、使いたいときに「さあ、困った!」という経験はありませんか。そんな不便を解消してくれるのが、『フリーザーバッグ』をポーチとしてノートに貼り付けて使うという方法です。

「作り方はとっても簡単。『フリーザーバッグ』の裏面の4辺に両面テープを貼り、ノートの表紙に貼り付けるだけです。筆記具をはじめ細々としたステーショナリーをすべて一緒に持ち歩けるので便利です。私は手帳に『フリーザーバッグ』を貼り付け、その中にハガキと切手を入れて持ち歩いています。こうすることで、出先でのちょっとした隙間時間を利用して初めてお会いした方へのお礼状をその日のうちに書くことができるんです。『フリーザーバッグ』はサイズが豊富なので、ノートの大きさや入れるものに合わせてチョイスできるのがいいですね。『イージージッパー』を使ってもいいと思います」(西口さん)

 

続いて、子どもを飽きさせない仕掛けを、ジップロックで簡単にかわいく作る方法などを紹介します。