日本の誠品生活で手に入る台湾のもの
誠品生活日本橋には、書店以外にも台湾を感じられるお店がたくさんあります。食や美容など、そのジャンルは多彩です。なかでも注目のお店を紹介したいと思います。
台南生まれのお茶専門店「王徳傳」が日本初上陸
1862年に台南で創業した「王徳傳(ワンダーチュアン)」が日本初出店。烏龍茶、紅茶、緑茶などの茶葉や茶器の販売だけでなく、店内では茶師による茶芸の実演や、台湾ウーロン茶をベースにした特製ドリンクなどがいただけます。
![王徳傳は赤い茶缶が目印。等級や産地、香り、積み方などで区別されたさまざまな茶葉が販売されている。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_009.jpg)
なかでも、実際に茶師が目の前で入れてくれる茶芸の実演は必見。台湾を訪れないとなかなか目にすることのない茶芸を、カウンター越しの至近距離で見たあとに飲むお茶は格別です。
![お湯の温度や空気の含ませ方などをコントロールする茶師はまさにお茶のプロフェッショナル。淹れ方ひとつで味わいも大きく変わる。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_010.jpg)
![高山ウーロン茶は茶葉が採れる畑の標高によっても香りが味わいが異なり、高い場所で採れるほど値段も高くなるそうだ。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_011.jpg)
![手作りのティーパックに入ったお茶もある。粗めのガーゼが使われているので、紙よりもお茶の出がいい。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_012-2.jpeg)
漢方を身近に感じる「DAYLILY」で身体の内側から美しく
台湾発の女性のための漢方ライフスタイルブランド「DAILILY(デイリリー)」も日本初上陸。漢方薬局を営む父を持つ台湾出身の女性と、日本出身の女性2人が設立したブランドで、漢方を手軽に取り入れられる商品が多数展開されています。
なかでも漢方薬剤師と開発した食べられる薬膳茶や、台湾では漢方として用いられる真珠の粉を使ったサプリメントなどが人気だそう。「漢方」と聞くと、身体にはいいけど味や匂いがキツそうだと思いがちですが、こちらの商品はそういった概念を覆してくれます。
![漢方や薬膳に用いられる素材を使ったお茶「EAT BEAU-TEA」。ナツメや龍眼などが入っていて、お茶を飲んだあとに食べられる。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_013.jpg)
![「Asian white pearl」は真珠粉、ハトムギ、クコの実、ザクロなどを使ったサプリメント。美白効果を求めて飲む人が多い。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_014.jpg)
![漢方のイメージとはかけ離れたアパレルショップのような明るい店内。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_015.jpg)
漢方×天然素材の「阿原」のスキンケアで肌を守ろう
台湾で人気のスキンケアブランド「阿原(ユアン)」は関東に初上陸。漢方の思想や無農薬のハーブを取り入れているのが特徴で、香りや効能もさまざまです。なかでも、ユアンソープは看板商品で、成分や香りを壊さないように熱を加えないコールドプロセス製法で手作りしています。
石鹸だけでなくヘアケア用品やハンドクリーム、アロマオイルなど全身をケアするための商品が揃っているので、自分用としてはもちろん、誰かにプレゼントしても喜ばれるでしょう。
![店内に足を踏み入れると、ハーブのいい香りが感じられる。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_016.jpg)
![奥に並ぶのがユアンソープ。石鹸に使われているハーブや薬草は自社農園で栽培され、農薬を使わない。一度手を洗うだけで、その保湿効果の高さに驚かされる。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_017.jpg)
「誠品生活生活市集」には台湾のローカルな生活雑貨が大集合
「誠品生活生活市集」は、台湾の伝統食材やチッキン雑貨を集めたエリア。店内にはクッキングスタジオも併設されており、台湾の食文化を紹介する料理の実演イベントや、食のワークショップが開催されています。
また、台湾だけでなく日本各地の食器類なども集められており、台湾と日本のいいものだけが集まった最高のセレクトショップに。食を通して台湾に触れたいなら最適な場所と言えるでしょう。
![台湾の家庭には必ずある「大同電鍋」は、料理実演イベントも大盛況だった人気の調理家電。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_018.jpg)
![お店で買ったドリンクを持ち運ぶドリンクホルダーや、チープ感がかわいらしいショッピングバッグなど、台湾ならではの雑貨が買える。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_019.jpg)
![店内のキッチンスタジオでは定期的にイベントやワークショップが開催される。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_020.jpg)
誠品生活日本橋の店内には、「expo(エキスポ)」と呼ばれるスペースもあり、日本と台湾のデザイングッズが集結しています。ここでも台湾らしいアイテムが多数並んでおり、台湾に行ったことがある人でも、知らなかったものと出会えるかもしれません。
![折りたたみ式の買い物袋やドリンクホルダーだけでなく、麺類を入れるバッグまで揃う。屋台で麺類を持ち帰る文化が根付いた台湾ならではといえるだろう。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_021.jpg)
![自分でレンガのパーツを石膏で固めて、ちいさなコンロを作るDIYセット。コンロの上に鉄瓶を載せ、なかに火を入れてお湯を沸かす仕組み。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_022.jpg)
台湾料理をシャンパンと楽しめる「富錦樹台菜香檳」
2014年には「世界の観光スポット50選」、2018年には台湾政府が勧める「必ず食べるべきグルメ10選」に選ばれた台湾料理のレストラン「富錦樹台菜香檳(フージンツリー)」。新鮮な野菜やフルーツをふんだんに取り入れた料理が特徴で、シャンパンと共に楽しむのが同店のスタイルです。
営業時間は11:00~23:00となっており、オープンなテラス席で日本橋の景色を眺めながら食事を楽しむのもおすすめ。日本で味わえるのはここだけなので、ランチやディナーにぜひ訪れてみてください。
![厳選した食材を使用しており、B級グルメ感のあった台湾料理をスタイリッシュに仕上げたことで世界中のグルメな人たちから注目されている。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_023.jpg)
![晴れた日には、テラス席で日本橋の景色を眺めながら食事をいただこう。](https://at-living.press/wp-content/uploads/2019/12/20191227_seihin_024.jpg)
誠品生活日本橋は、“体験”を重視しているのも特徴のひとつ。日本のクラフトを見て触って、作って体感できる仕掛けも見逃せません。次のページでは、注目の工房などを紹介します。