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2021年に「料金プラン」が大変動!選び直しに必要な
スマートフォン&通信の基礎用語

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2021年3月、スマホの料金プランが大きく動きます。

NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアがオンライン専用の20GB・3000円弱のプランを展開。さらに、メインブランドの主力プランも通信量上限を撤廃しつつ、既存の通信プランより価格を下げてきました。つまり今春は、通信料金を見直す絶好のタイミング! ここで注目のスマホ料金トレンドについてじっくり学んでいきましょう。

 

政府の値下げ圧力により、料金プランは大激変!

2020年、総務省や現政権は大手3社の寡占状態を憂い、料金値下げとプラン簡略化を促す圧力をかけました。その是非はともかく、結果的にそれはスマホの料金プランに大きな変化を起こすことに。12月にNTTドコモが新プランを発表したのを皮切りに、ソフトバンク、auも新時代を見据えた料金体系を提案。こうしたプランが、21年3月に提供開始を迎えます。詳細情報が明らかになっていない部分もわずかに残りますが、現時点で最旬情報のキャッチアップは必須と言えるでしょう。

注目のトレンドは3つ。

1. キャリアショップなどで取り扱われないオンライン専用の割安プランが登場したこと
2. 大手キャリアの主力プランが、従前の超大容量から無制限へと進化しつつ料金体系が簡略化されたこと
3.こうした変化を受けて格安SIM市場も対抗策を出しつつあるということ

ユーザーからすれば、選択肢こそ膨大ですが、各プランの内容はわかりやすくなっています。今春こそ、自分の使用スタイルに合わせた料金プラン見直しに臨む絶好の時期なのです。

 

いま知っておくべき最新ケータイ基礎知識

スマホ料金の説明には、専門用語がつきもの。まずは、モバイルの最新トレンドを理解するために最低限必要な重要キーワードについて解説します。知らないものがないかチェックしておきましょう。また、料金プランの大激変についても紹介していきます。

 

【MNOとサブブランド】

最大手の事業者が提供する通信サービス

KDDIのように自社で通信設備を備える事業者を「MNO(Mobile Network Operator)」といいます。同社が展開するメインの通信サービスは「au」。一方「UQモバイル」もKDDIが提供する通信サービスですが、auとは別物です。こうした通信サービスを「サブブランド」と呼びます。新設の「ahamo」や「povo」はあくまで“プラン”扱いですが、「SoftBank on LINE」は“サブブランド”として説明されるなど、その関係はやや複雑です。

「ahamo」「povo」「SoftBank on LINE」ら新プランは、サブブランド的なプランとして、メインブランドのサービスからは切り離されています。
「ahamo」「povo」「SoftBank on LINE」ら新プランは、サブブランド的なプランとして、メインブランドのサービスからは切り離されています。

【MNP】

電話番号を変えずに通信会社を変える仕組み

契約中の電話番号を維持したまま、他の事業者が提供する通信サービスに移行できる仕組みを「MNP(Mobile Number Portability / 番号ポータビリティ)」といいます。従来、MNPを行う場合には手数料が発生しましたが、昨今はこれが撤廃されつつあります。

 

【5G】

日本では2020年から開始された次世代通信技術

「第5世代移動通信システム」の略称で、4G/LTEと比べて、より高速、低遅延、同時多接続な通信が利用できるのが特徴です。5G対応の端末と通信プランを組み合わせることで利用可能ですが、5Gに対応したエリアは限定的。

【関連記事】“1G”からおさらいする、今さら聞けない「5G」の基本

 

【eSIM】

スマホにSIMカードがあらかじめ内蔵されている

「SIM(シム)」とは、電話番号などの情報が記載された小さいICカードで、端末にセットして使います。一方「eSIM(Embedded SIM)」は端末に組み込まれたSIMのこと。完全オンラインの手順で通信プランを開通するのに必要となります。

 

【MVNO】

格安SIMを運営する通信事業者のこと

MNOが所有する通信回線網の一部を借りて、通信プランを提供する事業者を「MVNO(Mobile Virtual Network Operator / 仮想移動体通信事業者)」と呼びます。一般に「格安SIM」や「格安スマホ」という言葉は、MVNOが提供する通信プランを利用したものを指す場合が多くなっています。

主なMVNO

・日本通信SIM(NTTドコモ)
老舗MVNOの日本通信が提供する格安SIMブランド。MNOのオンライン専用プランへの対抗策を早くも展開。

BIGLOBEモバイル(NTTドコモ、au)
KDDIの子会社であるビッグローブがMVNOとして提供する格安SIM。充実したオプション展開が特徴的。

IIJmio(NTTドコモ、au)
インターネットイニシアティブが展開。新技術を精力的に導入し、「eSIM」対応プランもいち早く取り入れました。

mineo(NTTドコモ、au、ソフトバンク)
オプテージ(旧ケイ・オプティコム)が展開。3社回線を選べる貴重な格安SIMです。コミュニティにも注力しています。

LINEモバイル(NTTドコモ、au、ソフトバンク)
ソフトバンクとLINEの合弁会社が展開するMVNO。同サービスを前身としてSoftBank on LINEが立ち上がりました。

イオンモバイル(NTTドコモ、au)
イオンリテールが2016年から運営。プラン数が豊富で、データ容量を複数枚のSIMで分け合えるシェアプランも用意。

 

【SIMロック】

格安SIMやeSIMプランを使うなら気をつけたい制限

MNOが提供するスマホには、他社のSIMカードを不正に利用できないよう「SIMロック」という制限がかけられています。制限は一定条件を満たすと外すことができ、これを「SIMロック解除」と呼びます。最初から制限のない端末は「SIMフリー」と呼びます。

 

【対応周波数】

端末流用で注意すべきはSIMロックだけじゃない

通信事業者は、総務省から利用できる電波の周波数帯を割り当てられており、MNOごとに利用できる周波数帯は異なります。スマホによって対応できる周波数が違うので、MNPの際に、端末の使い回しができるかどうかの確認が必要です。

4G LTEの対応バンド一覧。楽天もMNOではありますが、割り当てられた周波数帯には差があります。◎と〇に対応していれば、おおむね問題なく使用可能。
4G LTEの対応バンド一覧。楽天もMNOではありますが、割り当てられた周波数帯には差があります。◎と〇に対応していれば、おおむね問題なく使用可能。

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※2021年1月15日時点の情報をもとにしています

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ITライター / 井上 晃

スマートフォン・スマートウォッチを中心に最新製品を追いかけて国内外を取材。情報誌やウェブメディアで記事を執筆している。モノを実際に見て・触って確かめた生の情報を届けるのがモットー。運動が好きで、ヘルスケア関連デバイスのレビューも多い。

 

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